コラムファイル

第128回
「海を知る」
私は仕事柄、取材やプライベートで磯釣りに行く機会が多い。
どこを向いても美しい海。そんな大海原での大パノラマは、何度体験しても自然の大きさやエネルギーを全身に感じさせる。
人間が自然の一部として生かされていることを実感できる瞬間でもある。
海の天気は変わりやすく、穏やかな癒しの海も気圧の変化で豹変する。
この荒れ狂った海ではボブサップや曙のような大男でも立ち打ちできないエネルギーだ。
釣り場では、これまでに幾度となく危ない目に合った。その度に、甘さや思い上がっていた気持ちを知らされる。
以前、磯釣りをしていた時、それまでの数倍もの波が突然頭から覆いかぶさり、次の瞬間、引き波に数秒間腰下まで浸かり動くことが出来ず、待つ事しか出来なかった。そんな経験が教訓となり、波の音や遠くの波の変化で危険を察知している。
私も最近までは「海で死ねたら本望だ」などと軽はずみなことを思っていた。海を熟知している人でも時として命を落としてしまう事がある。新聞紙面などでは、「無謀な釣り人!救助する側も命がけ!」などと批判的になることも。
海を好きな人が海で命を落とすような事はあってほしくない。
そうなれば海の恐さや悲しさだけが伝わることとなり、素晴らしさを伝えることが出来ないからだ。
これから暖かくなると、美しい海に囲まれた鹿児島では、マリンレジャーのシーズン。
サーフィン、ジェットスキー、スキューバダイビング、海水浴や貝掘りなど。
海で遊ぶ事が増えて事故も起こりやすい季節。
あなたの知らない海では危険なことも多いもの、まず海を知ることから始めよう。
さあ、週末の釣りの準備だ!




(編集部T) 

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