コラムファイル

第125回
「学び続ける」
小学生の時、わくわくしながら読んだ漫画「釣りキチ三平」。週刊誌の発売が毎週待ち通しかった。手を伸ばせば届きそうな夢のあるストーリーが多く、幻の魚滝太郎とのやりとりは、スリルとスピード感にあふれ、一番好きな場面。あのころ自分は「釣りキチ三平」だと思い込んでいた。そして今も、夢を追いかけ好奇心旺盛のわが釣り人生が続いている。
仕事でも遊びでも順風満帆に思い通りに物事が進むことより、そうでない時の方が多いのが世の常だ。そして、何事も一生懸命努力すればうまくいく、それだけではないことも釣りで教えられた。
本格的に釣りを始めて間もないころ、足元に見えている魚をひたすら狙うものの、あれこれやっても良い結果が出ず、何の釣果もなく一日が過ぎてしまうことがあった。一方、隣で釣っていた名人は、私には見えない海の中の様子が見えているようで、微妙な潮の流れをキャッチし、いとも簡単にそして華麗に魚を釣り上げてみせた。神業のような名人の釣りを目の当たりにして「すごい!」と、ただただ感心するばかりだった。
目先の結果だけに揺さぶられてしまっては、大きなチャンスを見逃してしまう。チャンスをしっかりつかむためには、情報や理論だけでなく、多くの過去の経験や勘から、それまで見えなかったことが、見えるようになるものだ。
自分はどうありたいのか目的を定め、先を読み、今どこにいるかを見極める力を養うことが先決。それができて初めて釣り上手、ひいては、人生も同じことが言えるのだろう。
人生という学校で、これからも夢を求めて精いっぱい生きる。「釣り」という得意科目で学びながら。





(編集部T)

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