コラムファイル
第113回
「今年の夏は汗を考える！」
九州南部は梅雨明けとなりましたね！これから天候的には釣りに行ける日が増えてきますが、喜びも束の間、ムシムシとした気候とうだる様な暑さ…。そう、暑さとの、汗との闘いも増えてきます。
でも、何故汗をかくのでしょうか？体温の調節のためとは聞いた事はありますが…。他にも理由はあるのでしょうか？少し気になったので、私なりに調べてみました。それでは調べた結果と、汗への対応策を紹介していきたいと思います。
■なぜ汗をかくのか
人間において、汗は主に体温調節の手段であるが、男性の汗の成分はフェロモンとして機能するという説もあるそうです。また、尿では排出されない有害物質を溶かし込んで体の外に出す大切な働きがあります。このことから、人間において汗をかくことは非常に重要なことだと言えます。
■臭いの原因
汗の約99%が水のため、基本的に臭いません。しかし、そのままにしていると皮膚の常在菌が繁殖して臭いが強くなります。またエアコンに頼りすぎた生活や、運動不足やストレスなどによって汗腺の機能が鈍ると、ベタベタした汗となり臭いやすくなるようです。稀ではありますが、内臓が悪い人は汗から異臭がする場合があるようなので、気になる方は一度診察を受けるといいかもしれません。
■清潔に保とう
臭いを防ぐためには、清潔に保つことが重要です。タオルで拭くのも構いませんが、時と場合によってはそれが難しい状況もあります。そういった時には制汗シートや、デオドラントスプレーが市販されているので、前もって使用するのも良いと思います。補足ですが、制汗と書かれているものは汗を抑制する効果があり、デオドラントと書かれているものは殺菌効果があるようです。また、通気性の良い衣服を着用するのも良いでしょう。
ここまで、汗について紹介させて頂きましたが、如何でしたでしょうか？中には「汗をかくのはどうしても嫌だ！エアコンの効いた部屋にいたい」と、思われる人もいるかもしれません。しかし、もともと日本人は1年に1度、蒸し暑い環境で汗をいっぱいかいてきました。それに、風呂に入るという習慣も、汗を流すという意味で1年を通してとても貴重な意味を持っているのではないでしょうか？また、本当かどうか定かではありませんが世界では、「汗を大量にかく人たちはアトピーや花粉症、癌などになりにくい」という発表もあったようです。それならば、せっかくですので私は汗をかいてしっかりとケアし、健康に過ごしていきたいとおもいます。そうすれば、この時季も極端に嫌わないようになるかも。
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