コラムファイル

第107回
「防水携帯」

携帯電話とは、実に便利なものである。
電波の届く範囲であればどこに居ても連絡が取れるし、釣果情報だって見れてしまう。(笑)
その反面、無いと非常に不便だ。もはや生活の必需品と言ってしまっても過言ではないだろう。
なくて当たり前だった頃は、特に不便に感じることはなかったのだが…。


釣り人であれば、そんな携帯を守る術を考えている方も多いと思う。
防水携帯にするのが一番いいのだろうが、残念ながら防水携帯ではない場合は、落とさない場所に置いておくなどの対策を取っている事と思う。
釣りに行く前日、ジッパー付きの透明袋に入れることを思いついた。
これで安心だ。


そう思いつつ、入れるのを忘れていた。
船に乗るときに思い出したが、まぁ、今回は良いか。
注意しておけば大丈夫だろう。
そのまま出航。


だが、そういう時に限ってやってしまうのが世の常。
しかも、あろう事か海の中ではなく、船上の小さなバケツの中へドボン!
広大な海に落ちたのならまだ諦めもつく。
何もわざわざそんな狭いところに落ちなくても…。


あわてて拾って、電源を入れる。入った!
それから10〜15分ほど経っただろうか、今の内にマイクロSDカードにアドレス帳を移動しようと思い立ち、作業を始めたら程なく画面がバグ、電源がプツンッ!
それからは、勝手に電源が入ったり切れたりを繰り返しながら徐々に大人しくなっていった…。


夕方、帰港してから携帯ショップへ、当然電源は入らずデータ取り出し不可(メーカーに修理に出せば、もしかしたら救出できるかも?)との回答。
しかし、3年ほど使っており、受話音量も小さく聞きづらくなっていたこともあって機種交換することに。
自宅のパソコンの中にバックアップがあったが、最近いじってなかったのでかなり古い。帰ってから調べたらもう一つ前の携帯の時のデータだった。
つまり、3年以上前。
まぁ、無いよりはマシか…、それを移すことにしよう。
ただ、それ以降に登録した、現在では入手困難な激レア?な電話番号もいくつか存在する。(恐らく掛けることはないだろうが…。)それがなくなるのも惜しい。


元来、諦めは悪いほうなので、次の日も電源を入れてみた。
もちろん、ウンともスンともいわない…。
次の日も再チャレンジ。
おっ、電源が入った!
が、2秒後にはプツンッ!意味なし。


しかし、この瞬間に若干ながら光が見えてきた(ような気がした。)
これは、あくまでも自分の経験による感覚だが、水などで濡れた電化製品は、数日経ってから一時的に復活することがたまにある。
「濡れて回路がショート⇒乾いたときに一時的に復活⇒濡れたところが錆び、永久に使用不可」
と思っているが、本当のところは解らない。


そして、その次の日。
懲りずに充電、電源を入れてみた。
入った!
2秒後…。
電源は入ったまま!
また途中で切れないかビクビクしながら、どうにかデータの救出に成功した。
落ちたのがバケツの中で良かった!
海の中に落ちたのなら、カード共々深い海の底に沈んで救出不可能だっただろう。


それからしばらくは電源が入ったままだった。
試していないが、おそらくICチップを入れれば普通に使えただろう。
3-4日後に電源が切れていたので、試しに充電してみたが二度と電源が入ることはなかった。

ちなみに、今度は防水携帯にした。

(編集部K)

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