コラムファイル

第87回
「肩身が狭いのは、釣り人だけではありません!」

どうも、Turi@Navi編集部の面舵いっぱいイッパイです!
私にとって2009年度、最初のコラムになります。

さてみなさん釣りには行かれてますか?私と言いますと、1月・2月と週末ごとに悪天候に見舞われ、クロのベストシーズンだというのに、この2ヶ月で2回しかクロ釣りに行けてません(T_T) 
しかも初釣りは見事にボーズ…。

誰が悪いのか?いや私の日頃の行いのせいなのか?
こんな自問自答の日々が続いております。

おっと!このまま暗い話題先行で今回のコラムが進むといけませんので、早速本題に入りたいと思います!

先日ユーザーの方から、こんな質問がございました。

「先日マダイを釣ってふと思ったのですが、手のひら〜足裏サイズのマダイには、結構な確率で口の中の上顎に白い寄生虫が張り付いてます。サヨリのエラにも寄生虫がよく付いていますが、あれと同じ種類なのでしょうか?正体を教えて下さい!」

き、寄生虫ですか…f^_^;
今回もまた私の勉強不足で、魚に付いている寄生虫に対する知識がまったくなかったので、すぐにお答えする事が出来ませんでした。
マダイは釣った事はあるのですが、何せ魚を自分で捌けないもので…(釣ってきたのはいいが、その後の処理は全て他人任せだったので、今年こそは自分で捌けるようになりたいと思います!でもその肝心の魚が魚が釣れないんです…)。
正直に言いますと、寄生虫を見たことすらないんです><

で、早速調べましたので、この場を借りまして頂いた質問にお答えしたいと思います。

まずその名前ですが、マダイに生息しているのが「タイノエ」で、サヨリに生息しているのが「サヨリヤドリムシ」という寄生虫のようです。

種類はまったく違うようですが、ともに口の中に入って寄生しており、特にこれといった害もないようです。
魚に寄生する虫は、おおよそ100種類くらいいるそうですが、ほとんどが人へ寄生することもなく、人体への影響はないそうです。
そもそも調理される時点で、水で流されたり、熱処理されたりするので、人の口の中に入る可能性も低いかと思います。
ただ、マダラ・スケソウダラ・サケ・サバ・サンマ・ホッケ・メバル・スルメイカなどに寄生している「アニサキス」などは、稀に下痢・吐き気・嘔吐といった症状を引き起こすこともあるようなので、気をつけなければなりませんね。

ここで「タイノエ」について、少しだけ詳しく調べて見ましたのでご紹介。
この「タイノエ」は、マダイの上顎にへばり付くような形で寄生しており、ほとんどがオスとメスの2匹一緒に同居しています。マダイが口にした食べ物の食べかすを食べて生活しており、さらにはマダイの口の中で産卵まで行い、生まれた子供は、また別のマダイの口の中に寄生し生活する。
こんなマダイに頼りきりの生活をしている寄生虫なのです!
さらに面白いのが、体格は卵もっているメスの方が大きく、オスはその横で肩身が狭そうにしながら生活しているそうです(笑)

この「タイノエ」のオス、まるで釣りに行き過ぎて家庭の中で肩身が狭くなっている、我々釣り人のようですね!意外な共通点を発見してしまいました(笑)
もしマダイを釣って口の中に「タイノエ」を見つけたときは、このエピソードを思い出して、オスには特別にやさしくしてやってくださいm(__)m



今回のコラムの感想、ご意見等はこちらまで↓
column@turi-navi.net
お待ちしておりますm(__)m

戻る

最新釣果//ルアー/堤防//お手軽/クラブツリナビ/天気予報/Best★天気/潮汐表/ピカイチ/週ココ/情報拠点/新製品/イベント/行ってみよう!/コラム/つぶやき
釣り情報九州NO.1サイト
Turi@Navi
(C)SENKO