コラムファイル

第79回
「マンタ」

とある夏の日の午後のお話です。

プルルル、プルルルと私の携帯に一本の電話が入りました。

「面舵くん!久しぶり、Aだけど」
電話先の声は、釣り仲間のAさん。
釣り場で良く会う方ではありますが、電話が掛かってきたのは今回が初めて。

「お、お久しぶりです。ど、どーしたんですか?何かありましたか?」
何故か、この時点では何かやらかしまったのかな?と、悪い方向に話を予測してしまい、少々慌てて電話に出てしまいました(笑)

〜以下、会話の続きです〜
Aさん:「いや〜あのね、オニイトマキエイって漢字で書いたら、どうゆう風な漢字になるの?」
面舵:「オニイトマキエイ?すいません。オニイトマキエイってなんですか?」
Aさん:「あーごめんごめん。マンタって魚がいるでしょ!そのマンタの標準和名がオニイトマキエイって言うんだけど、どうんな漢字を書くのかなって思ってさ。Turi@Navi編集部の面舵君なら知ってると思ってさ!」
面舵:「すいません。勉強不足です。後日調べて連絡させていただきます!」


さて、Turi@Naviに入社してはや3年。最初はヒラメとカレイの見極め方から入り、その後は「セイゴ→フッコ(ハクラ)→スズキ」といった出世魚、はたまた「アオリイカ・ミズイカ・モイカ」といったような地域よる呼び名の違いなど、色々な魚に関する基本的な知識を身につけてきましたが、マンタの標準和名は知りませんでした(T_T)

翌日、出勤してすぐT先輩に「オニイトマキエイって知ってますか?」と尋ねたところ、あっさりと「マンタでしょ」と答えられてしまいました…。

まだまだ勉強不足だなと猛省した、となる夏の日の出来事でした。


さてコラムはまだここで終わりではありません!
せっかくなので、「マンタ」の標準和名、「オニイトマキエイ」を漢字で書くと、どのような風になるのか、しっかりと調べましたので、ご紹介したいと思います。


結果から申しますと、パソコンでも変換できない難しい漢字を使っていました。
オニイトマキまでは、「鬼糸巻」という風に書くのですが、残りの「エイ」は「魚へんに賁」という漢字が使われています。
この「賁」という漢字は、昔の中国で使われていた漢字で、「フン」とか「ヒ」と読み、意味は「飾り、装飾のこと」との事。
マンタが、トビエイ目のトビエイ科に属していることから、この「エイ」という漢字が使われていることは理解できたのですが、なぜ「魚へんに賁」と書いて「エイ」と読むのか、その深い意味までは分からなかったです。

普段身近に接している魚でも、漢字で書かれるとまったく読めなかったりする事があります。
それぞれの魚に使われている漢字の深い意味まで調べてみると、また違った視点で魚を捉える事が出来るかもしれないですね!
う〜ん勉強になった!


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