コラムファイル

第76回
「続 名前の由来」

先々月のコラムでネンブツダイの名前の由来を書かせて頂きましたが、実は私にはもう一匹気になる魚がおりました。

それは…またしてもエサトリ的お魚なのですが、「オヤビッチャ」です。

私は、これまでこのユニークなネーミングから、間違いなく釣り人が付けた愛称だろうと思っていました。

しかし今回調べてみましたところ、どうやら「オヤビッチャ」が標準和名らしいです(もしかして知らなかったの私だけ?)。

それにしてもこの「オヤビッチャ」という名前はどこから来たのでしょうか?
更に調べてみましたところ、二つの説がありましたので紹介致します。

まず一つ目は、オヤになってもチビッチャイから略してオヤビッチャと言う説。なるほど、確かに大きくても20p位ですもんね…。「親になってもチビッチャいあの魚!」と言うより「オヤビッチャ!」と言った方が間違いなく呼びやすいです。こんなところにも、略語が使われているんですね。

そしてもう一つは、沖縄方言の「アヤビッチ」からきているという説。そういえば沖縄ではオヤビッチャは食用にされていると聞いたことがあります。しかも結構美味しいとか…。ちなみにこの言葉の意味は「綾が走る」という意味で、「綾」とは「いろいろな模様を織り出した絹織物」だそうです。「アヤビッチが入れ食いサー…」ってな感じで沖縄の方は使っているのでしょうか?

両方ともそれらしい説で、どちらが正解なのかはわかりませんでしたが、アヤビッチ⇒オヤビッチ⇒オヤビッチャ…。私としては後者が正解のような気もします。皆さんはどう思われましたでしょうか?

それにしても名前の由来って色々あるんですね。なんだか他の魚の由来も知りたくなってきました。この魚の名前の由来が知りたい!という魚がいましたら編集部までご一報下さい。

ちなみにこのオヤビッチャの特徴である縞模様ですが、あれはタテ縞ではなくヨコ縞なんです。どうしても泳いでいる姿を基準としてタテ縞と考えてしまいがちですが、魚は頭を上にした時の模様縞の向きなんだそうです。釣った時にちょうど頭が上を向いて上がってくるからなのかもしれませんね(もしかしてこれも知らなかったの私だけだったりして…)。

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