コラムファイル

第68回
「初離島釣行記〜釣るか!釣られるか?白熱実釣編〜」

ど〜も!Turi@Navi編集部の面舵いっぱいイッパイです!
ようやく最終話に辿り着く事が出来ました!引っ張りすぎて申し訳ありませんでしたm(__)mでは、早速続きを。

さ〜いよいよコラム4部作目にして、私も実釣開始です!

崖を隔ててはいますが、私の釣り場とAさんの釣り場はお互い目で確認にできるほど近かったので、ここでもAさんのレクチャーを受けながら、竿をふり始めました。
とりあえず、竿1本ほど先に仕掛けを投入するも、反応は無し。
そうこうしている間にも、Aさんはコンスタントに釣果を伸ばし続けています。

あーでもない、こーでもないと仕掛けの投入を繰り返していると、「そこの潮目を狙って仕掛けを入れてみて」とAさんのアドバイスがとびましたが、私の顔は「?」となっていたようで、「そこの泡がブクブクたっている所だよ!そこに仕掛けを入れて、潮は右流れだからマキエは仕掛けより左側に打って!」と、私でも理解できるように再びアドバイス。
言われた通りに仕掛けを投入すると、ウキがきれいに潮にのって流れていっています。
「いい感じだよ!そのままそのまま!絶対食うから!」とAさんの声。

と、その時です!衝撃は急に訪れました。
ウキがスゥーと海面に引き込まれていったので、「おっ!?」と思い竿を持っている右手に力を入れると…、バチバチバチッ!と糸が弾き出され、竿先が海面に向かってグゥ〜と曲がり始めました!

「里のクロはどこのクロよりも引くから覚悟しておいた方がいいぞ!」と、多くの人から言われていましたが、本当にそのヒキは強烈!(この時は足裏サイズまでしか釣った事がなかったので、突っ込まれるようなアタリはまさに衝撃でした。)
オークションで手に入れた愛竿がキレイに曲がっています!
しかし思っていた以上に魚のヒキが強く、私はアタフタするばかり。
すかさずAさんのセコンドが入ります!

「竿立てて!」「右右!」「巻いて!巻いて!」「おー危ない!左左!」

Aさんのアドバイスにも熱が入ります!そして海面から浮かび上がってきたのは、待ちに待ったクロ!
正直仕掛け作りで手間取っている時には、『まさかの甑島・里でボウズ』という文字が脳裏をよぎっていましたので、この瞬間は本当にうれしかったです。

「やったー!」と浮かび上がったクロを見てホッとしていると、再びクロの突っ込みにあい、予想外の出来事に私も再びアタフタ(笑)

するとすかさず、「今行くから頑張れ〜!」とAさんがタモを手に持ちながら恐怖の急斜面スゴイ勢いで降り、私の釣り座へ。

こうして私の甑島での初クロは、救世主Aさんのヘルプが入り、無事タモに収まりました!
Aさんも私と同じくらい喜んでくれ、用意してあったライブウェルに魚をしまい、その余韻に浸っていると、「さ〜今からだよ!今日は目標5枚ね!」とAさんからさらにゲキが飛びました。

その後は、同じ潮の流れで2枚追加。
ここでは、初となるタモ入れの難しさも実感しました。
タモ入れで躊躇しているとクロに突っ込まれ、苦戦しながらまた魚を浮かせてタモを構えようとすると、またまたクロに突っ込まれ・・・(汗)。

そんなこんなで潮が止まり、魚の気配がなくなったので、ここで初めて休憩。
気づけば竿をふり始めてから、何も口にしていませんでした。
今までの磯や堤防での釣行の際は、大概1-2時間すると何も釣れないのでクーラーの上に腰掛けて、お食事タイムとなっていましたが、今回はすっかり甑島のクロに集中していたようです!

さて、後半戦のスタートです!パラパラと小雨も降ってきました。
先程と同じ要領で仕掛けを投入するが、潮が変わっておりアタリはなし。

と、Aさんが「際に魚が見えるから、仕掛けは手前に入れて!」とアドバイス。

私にはさっぱり魚が見えなかったので、半信半疑仕掛けを投入するとウキがスゥーと入っていきました。
「もらった!」と思い合わせを入れると、勢い良く私めがけて飛んできたのは、ウキだけ・・・。
どうやら食いがかなり渋いようです。

「ウキで合わせてたら素バリをひくから、アタリが竿先にのってくるまで我慢して!」とさらにアドバイスをもらい、再びチャレンジ!
仕掛けを手前に寄せ、コマセを打ち、しばらくすると、スゥー・・・
「ここだ!」っとまたウキだけがむなしく帰ってきてしまいました。
竿先でアタリをとるという経験が今までなかった私は、思わずウキが沈んだ瞬間に合わせを入れてしまったのです(笑)

その後は食い渋るクロと戦いながら、なんとか2枚追加し目標の5枚を達成!
調子が出てきたので、まだまだ釣ってやると意気込んでいたのですが、カミナリがなり始めたので、回収1時間前に納竿となりました。

そして最後の試練として私を待ち受けていたのが、Aさんが釣り上げた20枚近くのクロが入ったイグロクーラー。
恐怖の船付けポイントまで、二人がかりで重量感タップリのイグロクーラーをなんとか持ち上げ、船の回収を待ちました。
やはり、回収時にもズルズルと滑っていってしまいそうな恐怖の船付けポイントと戦いながら、無事船に帰還!

今回の釣行は、最初から最後まで「イグロクーラー」と「恐怖の船付けポイント」に悩まされましたが、今となってはいい思い出(もう一度双子のスベリに乗りたいかと問われたら、答えはもちろんNOですが・・・笑)。
帰りは死んだように眠りにつき、気が付いたら港に到着しておりました。
こうして私の『初離島釣行記』は、無事終わりを告げました!

さて、1部作で終わらせようと書き始めた「初離島釣行記」が、あれよあれよと言う間に気が付けば4部作構成に・・・。
しかも4部作目はかなりの長文になってしまいました。
正直この4部作目も、半分に分けようか迷ったのですが、そこまでしたら、ここまで温かく見守っていたさすがのユーザーのみなさんの堪忍袋の緒も切れるんじゃないかと思い、思い切って掲載させて頂きました!
今回の釣行では、釣りに関する技術だけでなく、渡船や磯の上でのマナーや、釣り人同士の触れ合いなど、多くの事を学ぶ事が出来ました。
いきなりインパクトのある瀬での竿出しとなりましたが、これに懲りずに今後も様々な釣り場へチャレンジしたいと思います!
そして、飽きずにここまでお付き合い頂いたみなさん、本当にありがとうございましたm(__)m

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