コラムファイル

第66回
「初離島釣行記〜絶体絶命・恐怖のイグロクーラー〜」

ど〜も!Turi@Navi編集部の面舵いっぱいイッパイです。
早速ですが、初離島釣行記の続きに入りたいと思います。

前編では、断崖絶壁が目の前に現れた所で話が終わりましたが、正確に言いますと、斜めに切り立った岩場が私の前に立ちはだかったのです!

その場所は、甑島・里の『双子のスベリ』というポイント。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、船付けの場所がいきなり斜面。
私も最初そのポイントが目に入った時、「なんじゃこの如何にも滑って下さいといわんばかりのポイントは!」と思いました。

しかし、もう後には引けません!顔をひきつらせながら、同礁者のAさんに続き渡礁開始!

Aさんはその急斜面をものともせず、ヒョイヒョイと斜面のてっぺんまで荷物を運んでいます。
私はと言いますと、今にも滑って海に落ちてしまうのではないだろうかという恐怖感と戦いながら、斜面の中腹あたりで生まれたての小鹿のようにプルプルと震え、ポーターの方が船から渡してくれる荷物をAさんへと手渡していました。
Aさんは平気な顔をしてその斜面に立っていましたが、私は岩場に腰を下ろして片方の手で踏ん張っている状態。

その時です!この釣行で一番恐怖を感じた瞬間が訪れました。
前回でもお話したように、今回は夜が明けるまでモツ鍋を食べる予定でしたので、そのモツ鍋用の食材が入ったイグロクーラーが私に手渡されたのです。
そのイグロをAさんに渡そうとした瞬間、バランスを崩し、体の重心が後ろへ!
もちろん、私の背中に待ち受けているのは、まだ夜も明け切れぬ真っ黒な甑島の海。
頭の中は真っ白になり、一瞬で汗がひいていったのを今でも覚えています。
「うわぁ〜」と言葉にもならぬ悲鳴を発しながら、なんとかバランスをとり、体制を元に戻し事なきを得ましたが、今思い出しただけでも…(汗)。

さて、そんなこんなで時間にしたら5分もなかったと思いますが、私には30分近くにも思えた渡礁が無事終了。
足場の悪い岩を降りたり登ったりしながら、何とか少し平らなスペースがある場所まで辿り着く事ができました。

さて、ここでも強靭な釣り人の凄さを実感する出来事がありました。
暗闇の中で一歩も動けぬ私をよそに、Aさんは先も見えぬ暗闇の険しい岩山の中をヒョイヒョイと軽快と進み、釣り場の確認をしているではないですか!
私も後を付いていこうとしましたが、暗闇に対する恐怖と険しい岩山に苦戦し、またまた生まれたての小鹿状態なり先に進めなくなったので、途中で断念してベースキャンプに帰還となりました。

その後は、Aさんの用意してくれたモツ鍋に舌鼓を打ちながら、釣り談義やここでは書けないような話で盛り上がり、そんなこんなしているうちに、夜が白々と明けてきました。

さて、今回のコラムはここまで。そしてみなさん大変申し訳ありませんm(__)m
前回のコラムの時点では2部作の予定でしたが、あまりにも衝撃的(個人的に)だった渡礁風景を文章にしたら、一瞬の出来事がキャ○テン翼やスラ○ダンクのシュートシーンのような長文になってしまいました…。
この後にも書きたい事がたくさんあったので、誠にかってながら3部作構成にさせてもらいますm(__)m
この前行われた親睦釣り大会でも、ユーザーの方から「コラムの続きはまだですか?」という、痛いツッコミもありましたので、後編はなんとか頑張って早めの掲載ができるよう努力したいと思っております!
やるかやられるかの死闘の末、甑島のクロと遂に感動のご対面となったのか!?
続きは、今後こそ後編の次回コラムにて!!!

戻る

最新釣果//ルアー/堤防//お手軽/クラブツリナビ/天気予報/Best★天気/潮汐表/ピカイチ/週ココ/情報拠点/新製品/イベント/行ってみよう!/コラム/つぶやき
釣り情報九州NO.1サイト
Turi@Navi
(C)SENKO