コラムファイル

第61回
「釣り場のゴミ」

先日、今シーズン初の磯釣りに行ってきた。
久々の釣りと言うこともあり、前日に新しいウキや、足りない道具などを買い揃え、意気揚々と釣り場へ向かった。
釣り場に着き、早速、仕掛けを組むが、久しぶりということもあり、どうも手がおぼつかない。
その時、買ったばかりのウキがポロリ・・・、コロコロと転がり岩と岩の隙間に落ちてしまった。
必死になって手を伸ばしなんとか救出しようと思っていたら、ライジャケのポケットを閉め忘れており、ポケットの中から道具がボトボト・・・他の道具も岩と岩の間に落っこちてしまった。
これぞ踏んだり蹴ったり、泣きっ面にハチ状態。
せめてウキだけでも回収せねばと何か救出する為の道具を・・・と思ったがそういうものの準備が無い。

途方にくれて周辺を見渡していると、折れた竿の穂先を発見した。
その穂先を岩と岩の隙間にいれて、ウキを串ダンゴのようにして救出に成功した。
ガン玉ケース、針ケースは、これまた落ちていたビニール製のヒモを何とか撒きつけ救出に成功したのであった。

穂先を折ってくれた人がいてラッキー!とその瞬間は思ったが、それと同時に、磯の上に、捨てられた壊れた道具やハリス、マキエの袋などのゴミが多かったことに気が付いた。

そういえば、Turi@Naviにも、ちょくちょく釣り場のゴミ問題に関しての問い合わせがくる。
先日は、とある瀬渡し船の船長から、電話があった、何でも毎年恒例の海底清掃を実施したのだが、海底のゴミの量がものすごかったとのこと。
切れた仕掛けなどに絡み付いたゴミはかなりの量で、潜って頂いたダイバーさんの口からは「魚は沢山いるのに、これでは釣れないよ」との嘆きの声が聞かれたそうだ。これはその時回収したゴミと仕掛けの山の写真。

写真

写真では分かりづらいが相当な量だ。(右上に移っているのは自転車のペダル)

今回は沖磯へ瀬渡しをしている船長からの電話であったが、波止等身近な釣り場では空き缶、餌の袋、 放置された仕掛け、燃やされたゴミなど目を覆いたくなるような釣り場も多い。

釣り人全てがマナーが悪いのでは決して無いのだが、極一部の不心得な釣り人の為に、汚れてゆく海。
自分が出したゴミは当然だが、他人が出したゴミも拾って帰るくらいの心を持ちたい。

豊かな海を守り、未来につなぐ為にも、まずは海が最も身近な我々釣人が先頭に立ってクリーンアップ活動に取りくんで行かなければならないと感じた。


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