コラムファイル
第92回
「チヌ釣り釣行記〜実釣編〜」
3週間ぶりの登場となりました、Turi@Navi編集部の面舵いっぱいイッパイです!
早速ですが、チヌ釣り釣行記の実釣編のスタートです!
まずは、今回の私のタックル・仕掛け等をご紹介(釣り開始時)。
竿…がまかつ:がま磯VR0.8号
リール…ダイワ:トーナメントX・2500LBCD
道糸…サンライン:磯SPテクニシャンハイカラー1.5号
ハリス…東レ:スーパーL EX1.2号
ウキ…釣研:エイジア3B
ハリ…鬼掛:底攻めチヌ2号
次にマキエ・ツケエの詳細です。
【マキエ】
ピンポイントチヌ(釣まん)
VSチヌ大鱗(釣まん)
パン粉1kg
赤アミ(小ブロック)
【ツケエ】
オキアミLL(ヒロキューのサシエサPRO)→ツケエ分だけ少し取り、余りはマキエに。
ちぎりダンゴにんにく(ヒロキュー)
仕掛けに関しましては、チヌ釣りということで久々に0.8号の竿をチョイス。ウキは、チヌ釣りのセオリー通り底ダナ狙いと言う事で、普段はあまり使わない3Bを使ってみることにしました。
マキエに関しましては、実はチヌ釣り自体が久々でまったくのノープランで釣具屋に行ったのですが、そこでたまたま釣り仲間のNさんと会いまして、すべてNさんセレクトとなっております。ちなみにポイントは、今回の釣り場が遠投して沖目でもチヌが食ってくる事を考慮して、赤アミを加えた点です!アミで全体に粘り気を出させて、遠投可能なマキエに仕上げる作戦です。あとは、ヌカや麦などを加えても良いとの事でしたが、金銭面での都合上、断念いたしました(笑)
さていざ釣り開始ですが、仕掛けを組みマキエを混ぜ終わった頃には、太陽が顔を出し周りはすっかり明るくなっていました。
満潮が4時過ぎで、干潮が11時過ぎ。事前に一帯の水深がどれくらいあるかを聞いていましたので、こまめにタナ調整をしながら、半遊動の仕掛けで挑む事にしました!
さてここでいきなり事件が起きました!私の過去のコラムを読んでいる方は、「またかよ!」と突っ込まれそうですが、そうです。そうなんです!やってしまいました、朝一のライントラブル…f^_^;
言い訳がましくなりますが、これでも少しは成長して、ここ最近はトラブルとは無縁のフィッシングライフを送っていたんです!
仕掛けを投入しようとした時に、堤防に捨ててあった金属片と仕掛けとが絡み、あれよあれよと言う間に仕掛けがグチャグチャ…(T_T)仕方なく全て仕掛けをバラし、堤防にいる他の釣り人のみなさんの熱い眼差しを背に受けながら、再度仕掛けを作り直し…。堤防でライントラブルになると、非常に恥ずかしいんだなと実感いたしました。
さて軽く凹みましたが、気を取り直して釣り開始です!
この時点では、私の見える範囲ではまだ誰も竿が曲がっておりませんでした。
仕掛けは竿2本ほど先に投入。足元にマキエを打ちますが、エサトリの姿はさほど見えません。そこで、ウキ周辺にも数杯マキエを打ち様子を見ます。ツケエはオキアミを使用したのですが、仕掛けを回収するとツケエは残っておりません。2〜3投ほど同じように仕掛けを投入しましたが、結果は同じ。
ここで、徐々にエサトリの姿が目立つようになってきました!ツケエがエサトリに盗られている可能性が大きかったので、早々にダンゴに切り替えることにしました。
ダンゴでの1投目、やはりツケエは残ってきません。状況に変化が見られなかったので、ここでタナ調整。思い切って、半ピロほどタナを深くしてみました。
すると、なんと今度はツケエが残っているのではないですか!
「これは絶対チヌが居るぞ!」(心の叫び)と、テンションは一気に上昇!
タナを若干浅くし、再度仕掛けを投入します。
食え!食ってくれ!と、ウキを注視していると、モゾモゾ〜とウキが入っていきました!この時点でアワセを入れても良かったのですが、ウキは軽く沈んだだけで、一気に走ってくれません。ツケエがダンゴなので、本命のチヌもしくはエサトリが軽く突いているだけ、という可能性も捨てきれず、ラインを張り気味にして、軽く誘いをかけます。
と、今度はビュン!と気持ちよくウキが海中に引き込まれいきました!
よし!キタ!竿を立ててヤリトリの開始です!
思ったよりもヒキが強く、相手に主導権を握られそうになります。慌てず竿を寝かせ、勢いを殺します。
しかし今後は、釣り場の左手側に係留してあった船の方向に走っていくではないですか!そうはさせまいと、竿を右にふり、自分も堤防の上を右側に移動します。
竿が0.8号なので、いつものグレ釣りとはまた違う竿曲りを楽しみながら、竿をしっかり立ててラインをゴリゴリゴリ!と巻くと、沖でポコッと魚が浮いてきました!
浮いてきた魚は…、チヌです!まぎれもなく本命のチヌです!
意外と手前に寄せる間にも抵抗されて少し焦りましたが、タモ入れも慎重に行い、GETです!
その時のチヌがコチラ(タモの中に入ったままで見難くてスイマセンf^_^;)
正確には測りませんでしたが、42-43cmはあったかと思います。
時間は朝の7時ちょっと前。早々にボーズ脱出です!
チヌは番(つがい)で行動していると言われていますし、こりゃ〜2匹も狙うしかないと思い、再度同ポイントに仕掛けを投入します。ツケエが盗られる状態が続いたので、またタナの微調整をし、仕掛けを打ち返しました。
すると、同じようにウキがモゾモゾ〜と入っていくではないですか!
2匹目のチヌだと確信し、先程と同様に仕掛けを張って誘いをかけます。と同時に、バチバチとスプールから糸が弾け出ていきます!感覚的には、先ほど釣ったチヌよりも良型!?相手に主導権を握られる前に、しっかりと竿立ててチヌの動きを止めます!
手応えも十分。これりゃ〜デカイ!と思った次の瞬間…
フッと、竿から感じていた重みがなくなりました…。
うわ〜、やっちまった〜(T_T)痛恨のバラシです。
仕掛けを回収してみると、ん?何故かハリスがチモトでキレイに切れているではないですか!尾長?いやいやここは堤防。磯ではないぞ!と自分に言い聞かせながら、原因を探ります。で、至った結論は、食ってきたのは、ハリスをチモトから切っていくようなビックママだったのでは!?というプラス思考も悪くないですが(笑)、十中八九考えられるのは、仕掛けのメンテナンスミス…。
2匹目を!と焦るばかりに、1匹目のチヌを釣ったそのままの仕掛けで続行していたのです。まだまだ未熟。こういう細かな点が釣果の差に繋がるのだな〜と痛烈に実感いたしました(>_<)
さてバラしてしまった後はと言いますと、アタリがパタリと止まってしまいました。
ハリスを1.0号にしてみたり、棒ウキや沈め釣りで挑んだり、またまた重めのウキでしっかりタナを取って攻めたりと試行錯誤を繰り返したのですが、チヌからの反応はなし…。昼前にはマキエが無くなったので、納竿となりました。
帰るときに常連さんとお話したところ、この堤防は朝マヅメが勝負で、日が昇るとアタリが止まるとの事。やはり2匹目のバラシは痛かった(とは言っても上がってないので、チヌではない可能性も…)。
でも釣りは、毎回その都度、色んな発見があるので面白いですね!
今回の失敗を次に繋げられるよう、頑張りたいと思います!
それでは、長々とお付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m
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